検索

アートの力で生まれ変わったスラム~パチューカ~

いかれた庭園ラス・ポサスのあるヒリトゥラでのんびり過ごし、バスチケット屋の腕毛の濃いお姉ちゃんに教えてもらったパチューカという街にやって来た。 ヒリトゥラを21時に出発したバスは寒い上に曲がりくねった道を走るので一睡も出来なかった。バスはいくつもの町で客を拾い、深夜3時頃にパチューカの街に到着した。 が、しかし安いバスを選んだせいなのかバスターミナルではなく大通り沿いにあるチケット売り場の前で降ろされてしまった。 深夜3時、見知らぬ街の良く分からない場所で一人。 これは危険かも知れないと思った。腕毛のお姉ちゃんにしっかり聞いておくべきだったと反省した。 幸運にも客を降ろしたばかりのタクシーを捕まえることが出来たのでバスターミナルへ向かった。 まだ日が昇る前に街に行ってもしょうがないし、外に居るのは何より寒くて仕方がなかった。 バスターミナルで暖かいコーヒーを飲んだりうたた寝して時間を潰すこと3時間ほど。 空が明るみかけた頃、バスに乗って街の中心へ向かった。 1ボックスのバン改装したバスに揺られていたのだが、運転手に一番近い席に座っていたので後ろの方の客たちから運賃を運転手に渡すように何度も頼まれた。 到着したのはメルカド、市場のそばだった。 安宿の情報が少ないパチューカだったので、前もって調べておいた宿へ向かう事にした。 目的の場所までたどり着いたが看板も無く扉も施錠されていて、ここが本当に安宿なのかと不安になった。 通りも住所も合っている。何度か呼び鈴をならすが応答がない。ひょっとしたら今日はツイて無い日なのかもしれないと、思った。 辺鄙な場所でバスを降ろされ、

楽園ラス・ポサスと腕の毛~ヒリトゥラ~

ヒリトゥラに来てもう一週間過ぎてしまったか。 ジャングルの中の不思議な宿でのんびりだらだら過ごしてるナシオです。 ヒリトゥラの町に来た理由は、イギリス人おっさんが作った不思議な楽園を見に来る事だった。グアナファトの語学学校でメキシコ人講師から聞いていた場所なのだ。 授業中先生のタブレットPCで見せてもらったその楽園「ラス・ポサス」はジャングルの中にあり、いくつもの不思議な建築物があった。廃墟のような怪しさというかジャングルの中の秘密基地と言うか。その不思議な光景は頭に焼き付いてしまったのだ。 これはどうしても見てみたい!と思いやって来た訳だが実際に不思議な空間だった。 いくつものアーチに螺旋階段、そして多くの謎のオブジェ。 サルバドール・ダリなどのシュールレアリストのパトロンであったと言うエドワード・ジェームズというイギリス人富豪はその様式を自らの楽園に持ち込んだわけだ。 竹を模したオブジェクト。 彼が40歳の頃に始めて死ぬまで作り続けられた楽園。 金持ちの道楽もここまで来ると見ていて楽しくなるし夢があってよろしい気がする。 思いのほか敷地が広いのと坂道の多い園内を見て回るには時間がかかったが、50ペソ(300円ほどか)の入園料のもとは十分取れた気がする。 ヒリトゥラの町は小さいので見どころと言えばラス・ポサス位なものだろうが、日曜日の午後に買い出しに行くと町は通りを埋め尽くすほどの露店で溢れかえっていた。 町の広場ではバンドが演奏していて、その前では多くのメキシカン達が足を踏み鳴らして踊っていた。おばあさんの素敵な衣装に目が行く。 各々が日曜日を満喫している様子を見ていると

ご報告とヒリトゥラの不思議な宿

尻の皮が一皮剥けたナシオです。 Facebookでもお知らせしましたが、この度めでたく世界新聞さんのライターとしてデビューさせていただきました。せっかくなら新しい事を始めよう、一か八のギャンブルみたいな人生だしね、と。 多くの人の目に留まる事でまた新しい動きが出る事を期待して始めた訳で。 多くの人から暖かいリアクションをもらったのが一番の嬉しい事かもしれないです。 まぁゴールした訳でも何でもないので旅は続きます。 これからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。 ************************** バスでの移動にも耐えられるほどに回復した尻の皮。そろそろレアル・デ・カトルセを離れようと思い、グアナファトの学校の先生に聞いていた「ヒリトゥラ」と言う町を目指した。 レアル・デ・カトルセからマテワラ、マテワラからサン・ルイス・ポトシと来た道を途中まで戻ってヒリトゥラ行きのバスの乗り換えた。とは言っても宿代を節約したいがためにサン・ルイス・ポトシのバスターミナルで一晩を明かしての乗り換えだった。 ターミナルでは一睡もできず、さぁ寝ようと思ったサン・ルイス・ポトシからヒリトゥラ行きのバスはトイレもない少しだけ座席がましになった路線バスみたいなものだった。 うたた寝を繰り返すことおよそ7時間、ヒリトゥラの町に到着した。 到着したヒリトゥラの町はもっともらしいバスターミナルがある訳でもなく、山あいにある小さな町だった。 早い所宿に入ってゆっくりしたいと思い、くたびれた体にムチ打って歩みを進めた。町の中心から2キロほどの場所に宿はあり30分も歩

ナシオの尻が敗北した日~レアル・デ・カトルセ~

寒過ぎて観光客も来ないせいか、平日はひっそりとしたレアル・デ・カトルセでございます。温度計がないので天気予報頼りの気温ですが、最低気温が氷点下!寝袋持ってて良かった~。 商店も店を開けないか開けても早くに閉まるかといった感じで、不便なようなゴーストタウン感が出て良いというか...。 さてさて、楽しみにしていたペヨーテのツアー。 まだ日も昇りきらない早朝6:30にカウボーイのおっさんと集合してブツのある場所まで馬に乗って移動開始。 馬に乗ったのはいつぶりだろう? エジプトのピラミッド見学ツアーでぼったくられた時に乗った以来だろうか? 暗闇の中、おっさんの馬に繋がれた馬に乗って結構急な坂道を下っていきます。 お馬さんもよく暗い中に歩けるもんです。 少し明るくなり道も平坦になりかけたところでおっさんの馬と僕の乗っている馬を離しました。カウボーイ気取り、いや騎馬侍になった気分で背筋を伸ばしてトコトコ進んでいきます。 十分に陽が昇ったくらいで突如として馬が走り始めたではないですか! 一瞬焦りましたが自分の中でアドレナリンが出てくるのが分かったのでそのままGO。 ぶら下げていたカメラが気になったので、手綱を手前に引き馬を止めようとしたのになかなか止まってくれないのには困りました。 いきなり走り出してそれを止めて、の繰り返しでお馬さんに弄ばれる事2時間ほど。 開けた平野でペヨーテを探します。おっさんはぽんぽん見つけるんだけど、自分じゃなかなか見つけられない。 ここにあるぞー、と見せてもらったペヨーテ。こりゃ素人にはすぐ分かるもんでもないですな。 先住民族ウイチョル族の儀式に使われると言

廃墟の街へやってきた~レアル・デ・カトルセ~

グアナファトを離れたのが4日前の事か。 廃墟の街とも呼ばれるレアル・デ・カトルセに来た。 グアナファトからレオン、サン・ルイス・ポトシ、マテワラ、レアル・デ・カトルセと4本のバスを乗り継ぎ12時間の移動の末に到着した。正確には5本のバスなのだが。 レアル・デ・カトルセの街に入る手前に長いトンネルを通らなければならない。 そのトンネルが車一台がやっと通れるような狭いトンネルなので、大型の観光バスから小さなバスに乗り換える必要があるのだ。 陽も落ちた19時過ぎにその小さなバスに乗り換えて長いトンネルを超えてレアル・デ・カトルセに入った。 宿の客引きが居る訳でもない静かな暗い広場を横目に人々が歩いて行く方向へ一緒になって歩く。 宿の下調べをしていなかったので土産物の親父に安いホテルは無いかと聞くと、店じまいの最中だったらしく重たそうな木の扉を閉めた後ホテルまで道案内してくれた。 通りを歩く人はほとんどおらず街は静かだった。 紹介された宿の部屋は一泊150ペソで個室シャワートイレ付。ネット環境がないとの事だったが長時間の移動疲れもあってそのままチェックインすることにした。 パン屋でドーナツを買ってそれを食べて眠ようとも思ったが、人と連絡を取らなくてはならない事を思い出してネット環境のある安宿を探すことにした。3件目にあたった宿で話を聞くとネット環境があり、個室シャワートイレ付きで200ペソだと言う。 3日で500ペソに値切って翌朝来ることを伝え宿に戻り眠った。 前の晩は暗くてよく分からなかったが、移動先のホテル外壁の色合いがグアナファトで改装をした学校の教室の色合いとそっ

グアナファトもあと数日か

先週の金曜日にスペイン語学校が終わった。 話を聞こうと思って足を運んだ学校でいきなり授業を受けることになったり、学校の教室のペンキ塗りを頼まれたりとなかなか面白い経験になった束の間の学生生活。 学校に行くと言う大義名分で長期滞在していたが、学校が終わってしまったのでただの沈没したおっさんになってしまった。しかし毎日学校に行くことで生活のリズムが保たれていたのは良かった。 旅先だと好きな時間に起きて好きな時間に寝るという日々を過ごしがちなので、とても良かった気がする。 肝心のスペイン語はさほど上達していない気もするが、0に等しかったスペイン語だったので自分の中では進歩したと思っている。 宿のスタッフでメキシコ人の大学生の女の子が居るのだが、スペイン語の勉強している彼女にはだいぶお世話になった。言ってみれば国語の先生になるため大学でスペイン語の授業を受けているらしい。 彼女は学校の空き時間に僕の泊まっている宿や宿のオーナーが別に持つ婦人服屋で働いている。ベジタリアンなのに甘いものが好きで、腹が出ているけど甘いものが詰まってると冗談にできるくらいおおらかだ。 宿で顔を合わすと勉強に付き合ってくれたり、お喋りしていると間違いを直してくれたりと優しい彼女。散歩の途中に婦人服屋に寄って彼女と話し込んだ、いや会話のトレーニングに付き合ってもらった事も多々ある。 学校が終わってからまだ行っていなかった博物館へ足を運んだりピピラの丘(グアナファトの街が一望できる丘)に再度登ったりした。そして増えてしまった写真の整理をするべく昨日から引きこもり気味で宿でパソコンと向き合っている。 正確にいえ

  • Facebook - Black Circle
  • Instagram - Black Circle
  • Twitter - Black Circle

© 2015~2020 by Sink or Swim ナシオの一か八かの旅ブログ