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2円のバスに乗って革命広場へ~キューバ放浪記・ハバナ~

飲みすぎたせいか移動の疲れなのか、僕は昼前まで眠っていた。 安宿にもかかわらずクーラーが付いたドミトリーだったからそんな事が出来たのかもしれない。 宿の無料の朝飯を食べ損ねた僕は通りに出て遅い朝飯を取る事にした。 まずはコーヒーを飲みながら煙草を一服したいところだ。宿の階段を降り背の高い扉を開けて通りに出ると、前の晩に酒を飲みに行ったカフェバーの前でコーヒーをすする人々の姿が目に入った。 カフェバーの路上に面したカウンターに行き、コーヒーを頼む。1杯が1人民ペソ。「モネダ」と呼ばれるその金の価値は4円か5円程度だ。 こんなに安いコーヒーは飲んだ事が無い。 キューバは2種類の通貨が存在していた。1つは「CUC(クック)」と呼ばれる外国人旅行者向けの通貨。そしてもう1つが「CUP」、これがモネダと呼ばれるキューバ人民が主に使っている通貨だ。 1USドルが1CUC、1CUCが25CUPと言うレート。この計算を頭の中でやらなくてはいけないのでキューバに着いた頃はよく混乱して、日本円でこれが幾らなのかがパッと計算できない事もあった。 基本的にモネダで支払うローカルの店は安価に食事や買い物が出来た。モネダが手元になければそれ相当のCUCで支払う事も出来た気もするけれど、CUCとモネダが混じったお釣りが帰って来るような事もあって、その時はもう日本円へ換算する事は諦めていた。 そんなモネダ払いのコーヒーは熱燗をすするお猪口ほどの大きさのカップに入ったエスプレッソだった。 魔法瓶から注がれた作り置きのコーヒーはたっぷりと砂糖が入っていて、甘くて濃い僕の好みに合ったものだった。少しもの足りない量だ

せっかく女子3人と行動を共にするも1人酔いどれたキューバ初日~キューバ放浪記・ハバナ~

いつの頃からか憧れていたキューバ、その首都ハバナの街は長旅で失われつつあった僕の好奇心を取り戻すに十分魅力的な街だった。いや、街に入る前から何かこうワクワクさせる展開があった。 シオマラの家~ハバナの安宿~に着いたその晩、僕は日本人の女の子3人と連れ立ってオールドハバナを散策し夕飯を食べ、最後に酒を飲んで締めくくるというなんとも贅沢な夜を過ごしていた。 1人は数日前にメキシコのカンクンの安宿で出会った女の子で、大きなバックパックを背負った旅慣れた感じのある子だった。 残る2人は女子大生。卒業旅行でキューバにやって来たという訳なのだが、これまたカンクンの安宿で出会った子たちだった。 奇しくも彼女たちとは同じハバナ行きの飛行機だったのだ。 ちょっと小綺麗な身なりの女子大生2人と足袋とニッカポッカに身を包んだ40のおっさんと言う異色の組み合わせの日本人を乗せたカンクン発ハバナ行きの飛行機~実際には他にも日本人はいたのだが~はハバナのホセ・マルティ国際空港に到着すると機内に大きな拍手が鳴り響いた。 一瞬なぜ拍手が?と思ったのだけど、これはキューバ人たちの仕業なのでは?と思った。 かつてのキューバ国営クバーナ航空は機体の整備状態が悪く飛行中に機内が真っ白な煙で充満してしまっただとか、墜落事故が多発していただとか、そんな話を旅仲間から聞かされていた。 そんな事からキューバの人たちは、 「飛行機とは事故に遭うものであるから、何事も無く無事に到着したらそれは大変喜ばしい事なのだ。そしてその喜びは表現するものなのである。」 などと考えているのかも知れない。 勝手な憶測なのだけれど、僕は1つの結論

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