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「1つの夢が叶った夜」~旅のお話番外編~

昨日は1つの夢が叶ったような気がした嬉しい夜だった。 この1週間で3度目になる野毛の夜。週末とあって狭い通りは人で溢れていた。 僕はその日初めて顔を合わせた男と立ち飲み屋で唐揚げやなめろうをあてに旅の話に花を咲かせていた。 彼が持ってきた地球の歩き方の地図の一点を僕が指差し、週末だけ開かれていた怪しい路上クラブの場所を説明したりなんかしながら。 その彼は30歳。僕が長旅を始めた頃の歳の青年だ。 彼は僕のブログや世界新聞の記事を読んでくれていた読者の方だった。 僕が最近日本に帰国したことを知った彼はメッセンジャーで僕と連絡を取り一杯やることを提案してくれたのだ。 会ったことも無い人に自分から連絡を取り、酒を飲もうと誘う行動力には頭が下がる。それをしたくても自分はなかなか行動に移せないからだ。 メキシコのグアナファトの語学学校でニッカと足袋姿で作業する僕の姿を見た彼は、同じブルーカラーの人間が面白おかしい事をやっている事に触発されて仕事を休み旅に出る事にしたそうだ。 勤め人の彼は貴重な休みを短い期間であったが幾度か旅に費やした。 1度目はメキシコに行き、2度目は僕も見たことがないロシアに足を運んだという。 僕はただただ嬉しかった。 僕がブログを始めたきっかけは生存確認用の意味合いもあったが、心のどこかで「海外に出たり旅に出ようとする誰かの背中をそっと押してあげられたら」という小さな願望もあった。 僕が沢木耕太郎氏の「深夜特急」を読んで旅に出たように、誰かが僕の駄文を読み旅に出てくれたら…。そんな気持ちがあったのだ。 それがなんと10年程の時を経て叶ったのである。 旅の収支を書くわけ

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