中国 ~ツンデレちゃん~

2006年10月13日

昆明の町はどうやら大した見所もないようで、近所のデカイ市場で馬の毛が着いたまんまの尻尾が売られてるのを見たり、軍物屋で寝袋を探してみたりしてます。 


なので、宿でグーたらしてる訳です。 



着いた初日は、受付の女の事務的な態度にげんなり。この宿で面白い出会いは無い物だと勝手に決め付けちゃってたんだけどね。でも、夜になってがらっとイメージが変わったのです。 



宿にはバーが併設されていて、地元の人も宿泊客も一杯やりに来ます。初日、僕は長時間の移動の疲れもあって、夜の街に出向く気力も無くビールを飲んでいたわけです。 



バーの女の子で人一倍無愛想に接客する子がいました。客に頼まれたものをテーブルにドンっとおいたり、暖炉にくべる木をぶん投げたり。お客さんも彼女に少しびびっちゃってんの。 


暇なので、シャングリラが収められている写真集を見てると、その怖い彼女がずかずかと歩いてきました。なにされるのかビクビクしてると、彼女は大声でこう言いました。 


「ここの景色最高よね~!」 



彼女の怖い顔が一気に緩んで、写真集に収められてる場所をいちいち説明してくれました。たまにツアーガイドとしても働いてるらしい彼女は、僕がこれから訪れる地方がことさら好きなようでした。 



筆談用のノートに書いてあった、「香水有毒」の歌詞を見て彼女はさらにびっくり。 



「なんであんたこの歌知ってるのよ?」 



日本人の僕が中国の歌を知ってる事にかなり驚いた様子。
バーの閉店時間がせまり、彼女が僕に何かを言った。聞き取れないので、荷物をまとめ部屋に戻ろうとしたら引き止められた。 



「店じまいしたら、香水有毒流すから待ってて!」との事だった。
他の店員の子もこの歌が大好きなようで、閉店後バーの子皆で歌ったりしたり。一つの歌で一気にこの宿が楽しくなった。 



それからというもの、昨日はバーの掃除をさせられたり、今日はお客の注文を取りに行かされたり。お駄賃としてオレンジもらったり、ビールおごってもらったり。閉店後には従業員プラス俺、の3~4人でヒマワリの種かじったり。 



一番怖かった彼女は普段ジーンズを穿いてるんだけど、今日はなぜかクリーム色のチャイナドレス。謎は深まるばかり。 


今日も閉店まで居てみようかな。

宿のバースペースに描かれた絵 プロパガンダアートかと思いきや、筆を持った男が持っているのはロンリープラネット(ガイドブック) 下に描かれた山はこの後見に行った梅里雪山

香港のように将棋かと思いきや麻雀でした

昆明の街 趣のある橋

昆明の市場の肉のエリア 手前のおばさん寝ちゃってる

やたらおめかししたツンデレさん

市場の魚屋 切り身は川魚か?

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