クロアチア~ドブロブニク、アドリア海の真珠~

2011年05月03日

 

 

コソボから、モンテネグロのポドゴリツァでバスを乗り換え、クロアチア南部のドブロブニクに来た。

モンテネグロからクロアチアに抜けるバスからはアドリア海が見え、気持ちの良いものだった。

湖のように思える内海に浮かぶ小さな島に建つ、教会のようなもの。
閉じた傘を逆さに立てたような細い木々がそれを囲み、小さなその島で何か一つの世界が完結してるように思えた。


ドブロブニク。
アドリア海の真珠と呼ばれる街。
海に面した古城のエリアは観光地化され、多くの人々で賑わっていた。
あぁ、これがヨーロッパの古い街なみなのかと感心した。


時計台に教会、石畳の通り。
街から急な坂道を登ると、古城の城壁が街をぐるりと囲んでいる。
とんがったイメージの城というより、物見の塔だとか大砲の銃眼があるような所は丸々とした感じ。


インドのジャイサルメールのような。
しかし、赤っぽい土の色でなく、石のグレーがどこか寒々したものにさせる。
そのぶん、家いえの白壁にオレンジの屋根瓦という鮮やかさが目立った。


そんなドブロブニクの日々は雨ばかり。

初日の晩、大雨でテントは水没。
着ているものが濡れて寒さで目が覚めた。

終日雨。ランドリーで洗濯乾燥。
ゴミ袋をフライシートにして雨対策して終わり。
ビールとワインをしこたま飲んだ。清貧の思想なんて無い。

翌日の午前中晴れたので、色々天日で干してから観光。
そして、夜はまた雨。

ゴミ袋に覆われた乞食の住処のようなテントは雨をしのいだ。
それだけはとても嬉しかった。濡れずに眠れたのだから。

もうしばらく滞在して、晴れ渡る空とアドリア海の美しさを見たかった。
でも、キャンプ場も観光地が近く高い。


今朝起きて、コーヒーを飲んで考えた。
イタリアに行ってしまおう。
フェリーは夜だ。宿代が浮くと考えよう。

夜から続く雨が小降りになったところでテントを畳んだ。
降ったり止んだりで、結局雨に濡れながらの作業だったけど。


寒さは緩んできたが、雨にやられてばかりの欧州テント生活。


空も心も雨模様だ。
太陽が恋しい。
でも止まない雨はないんだ。
止まない雨は。

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