香港~香港ポリス24時~

2006年9月13日

今日13日が長老の54歳の誕生日なので、昨日の夜中はお祝いも兼ねて、いつもどおりのメンバーで酒盛りを始めていた。 


長老がいつもどおりビール2本で酔い始め、「7-11へ酒買いにいこうぜ!」と、高校生のりで俺とムスタファを連れ出した。 


7-11前で缶ビールを飲みながら長老の話を聞いていると、いつになく警察が重慶マンションのそばを警備している。「なんでこんなに警察多いの?」と長老に聞くと、酔っ払ってるので適当なことばっかり言い始める。 


「俺がついてる!心配するな!」 


答えになってない返事を聞き流して、ビールを飲んでいた。 
同じ宿に宿泊する髪の長い太極拳マニアのスペイン人も長老に祝いの言葉をかけに7-11前に来た。彼の彼女は上海人。遅れてその彼女もやってきた。 



「ポリスがいきなり部屋に入ってきてさんざんよ。」 



僕たちに合流するなり彼女はそう言った。あたりに警察が多いのはそのせいだった。彼女の話によると、不法滞在の一斉摘発で、重慶マンションのすべての部屋をチェックしているらしい。時計を見ると深夜2時。寝込みを襲ってきたわけだ。 


雨も降っていたので、みんなを置いて先に帰ると、マンションのメインエントランスではおびただしい数の警察官がいた。マンションを入退出する際に、みなパスポートチェックをうけている。 


「あ…!」 



僕は部屋にパスポートを置いてきているのだ…。しかし摘発が終わるまで待ってられないので、一か八かでエントランスに入っていったが、何もチェックされずに部屋に帰ることができた。なぜだったのだろう。 


いつもはエレベータに長蛇の列が並ぶのだけど、摘発作戦のためみんな身を潜めているようで、空いていて待たずに乗れた。宿に戻ると、みんな警察の捜査のため眠りから覚めていたようだ。TVコーナーでぼけっとしている。 


同じ部屋にいるアメリカ人のリカルドが何があったかを説明してくれた。寝ていると警察がドアを激しくノックし、勢いよく入ってきたという。この日到着したばかりの日本人Mさんはビザ申請のためパスポートを旅行会社に預けていたため、かなりしつこく詰問されたようだ。 



僕は一眼レフを持って、再度エントランスに向かった。警察官が若干増えている。香港のTV局のカメラマンもこの騒動をカメラに収めに来ているようだった。 


僕がエントランスで警察官の様子を何枚かカメラに収めていると、不法滞在でパクられたインド人らしき少年が連行されていった。 


不法滞在ではない中東系の男がパスポートチェックを受けていると、TV局のカメラマンが激写している。チェックがすむと、中東系の男はカメラマンに向かって騒ぎ始めた。みんな殺気立っているようだ。 


重慶マンション。以前に比べ安全になったらしいが、かなり刺激的である。

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