マカオ~娼婦の宿~

2006年9月15日

今、土砂降りの雨が降っています。 
さっきまでは痛いくらいの日差しがあったんだけど。 
スコールか。 

僕は昨日、ムスターファに別れを告げてマカオにやってきました。長老は僕が出る時間も寝てたので、バイバイは言えなかったんだけど。 


僕は娼婦の宿に泊まっています。ここマカオで安宿街は売春地帯でもあるようで、安宿には娼婦たちが居を構え、僕の部屋は宿の屋上に立てられたほったて小屋のようなところになった。 


フェリーで香港から小一時間でマカオに。 


この宿に決めるまで、安宿街を練り歩いて色んな宿と交渉してたんだけど、受付に人がいなくて、代わりに出てきた寝ぼけた下着姿の娼婦に遭遇したり。フロントでずらーっと客待ちしていたり。そんな宿ばかり。 


僕の宿は三階建てで、2階はほとんどが娼婦たちの部屋です。僕の部屋にはベッドと薄暗い明かりと扇風機しかない。 


この宿の女主人との交渉は筆談と中国語と英語で乗り切った。なんだか感じもいいし、歩き回って交渉したほかの店より値段も安く、この宿に即決した。ベッドの頭の上の手の届くところに部屋の電気のスイッチがあるのは、娼婦の館だからなのかな、とも思った。 


宿を決めシャワーを浴びて、街に出て食事を取った。屋台のワンタンメンもとてもおいしく、ビールもすすんだ。香港よりも少し物価が安くて、ビールも45円くらいからある。 


その安いビールを買い込んで、宿に戻り2階のフロント前にある待機所も兼ねたTVコーナーで娼婦たちと筆談と中国語でおしゃべり。 


「名前は?」「どこから?」「何歳?」 


小姐(女の子)たちは、僕がポケット中国語を見ながらしゃべる中国語の発音を直してくれたり、灰皿をきれいにしてくれたり、飴玉をくれたり。いつの間にか客をとり、一戦を終えた小姐がタオル一枚で目の前を通り過ぎ、シャワーを浴びにいったり。 


そうこうしてると、続々と男たちがフロントで女の子を見定め、彼女と部屋に消えていく。お気に入りがいる場合はその子の部屋に直接入っていく場合もある。僕はフィリピン人の船員と小姐の間に入って通訳めいたこともしたりしていた。 


気がつくと一人になった。みんな客にありつけたようだ。ぼけっとTVを見ながらビールを飲んでると、すぐそばの部屋から小姐のあえぐ声が聞こえた。 



みな僕に対し買うようには勧めないので、なんだか変な気分。たまに冗談で誘ってくるけど、しつこくない。 


そんな空間が面白くて、昨日はビールを飲みすぎた。 

 

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