インド~序の口~

2007年1月4日

旅人の話を聞けば、カルカッタはインド初級編のようだ。他の都市へ行けば客引きのしつこさや街の汚さなど、あらゆる面においてひどいと聞いた。 


しかし、インド初体験の僕にとっては面白い事だらけである。 


昨日の晩、目抜き通りであるチョーリンギー通りの露店を一つづつ冷やかしていると、すぐ側で怒鳴る声が聞こえた。時間は21時を過ぎた頃。 


露店が店じまいを始める時間だったらしく、幾つかの露店はずた袋に商品を閉まっている最中だった。 


ある店が一つの大きなずた袋に商品を仕舞い、さらにもう一つのずた袋に商品を詰めている隙に、14~15歳のうす汚い少年が商品を詰め終わったばかりのズタ袋を担いで走り去っていったのである。少年は車の往来の激しいチョーリンギーを全速力で駆け抜けて行った…。 


ズタ袋を担いで走って逃げるその姿は、かなり正統派の泥棒に見えた。まさにドリフそのものだった。 



食事も面白い。とにかく殆どの食事が日本で言う所のカレー味なのだ。チキンロールと言う、野菜とチキンをチャパティで包んだ物もスパイスの香りがする。いんちき中華のチャーハンもカレー風味。焼きそばに値する物もカレー風味。 


つまり何処でもカレーテイストを味わえる訳である。カレー好きの僕にとっては嬉しい限りだが、長く滞在した事のある人はカレー風味にうんざりするとも聞いた。 


話は変わるが、勢い余ってクルタと言うインド風の服を仕立ててもらった。毎日それを身に着け歩いているのだが、いまいち格好つかない気がする。何が違うのか気になり、通りに腰を降ろして歩いている人々に目を向けた。 


30分ほど見ていて気づいた事がある。確かにインドの人々と顔つきや色の黒さも違うのだが、こちらが見ていて恰好良いなと思う人は恰幅の良さが違う。比較的スリムな若者がクルタを身に着けていてもそれなりに格好いいのだが、ちょっと腹のでっぷりとしたおじさんが着ていると、とても格好いいのだ。 


そう思った時、成人式の時に祖母に着物を着せてもらった事を思い出した。祖母は僕の腹に一枚のバスタオルを巻いてから着物を着せたのだ。少しくらいお腹がでっぷりしていないと格好良くないからね、等と言いながら着せてくれた事を。 


どこの国も、少し腹が出ている位の方が伝統的な服装が似合うのだろうか。 


飯の話を書いていたら腹が減ったので、何かを食べに行こうと思います。。。

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