インド~OLD MONK~

2011年04月05日


ダラムサラ、詳しく言えばマクロードガンジと言う所にやって来た。


デリーからのバスは今回インドで初めての民間会社のバスに乗った。
エアコン付で座席も壊れておらずリクライニング、なんとも快適な移動である。


しかし、である。


デリーを出て数時間経過した所で事故に遭ってしまった。
玉突き事故の最後の玉となったのだ。


おそらく、道の左手の広場で行われていた何かのイベントの為に起きた渋滞のせいだと思うが。


ドスンと言う音と同時に急停車。フロントガラスが割れる。
バスの運転手が外に出ると、ぶつかった先の車の運転手らにボコボコに殴られているではないか。
恐ろしい国である。




結局、バスは走ることが出来ずに乗客は車内で待機。
皆に怪我はなかったが、ダラムサラまでどうやって行くのかが分からず一様に不安な面もち。



バスの助手は違うバスが来るから待てと言うが、待てど暮らせどバスは来ない。



しびれを切らした乗客のほとんどは、事故に遭ったバスの運賃の払い戻しを受けた後、通りすがりのバスを捕まえたりリキシャを捕まえてどこかへ行ってしまった。


23時過ぎに起きた事故。
辺りが明るくなる頃まで現場に残っていたのは、チベタンの家族1組と僧侶4人とドイツ人ツーリスト1人。



これが災い転じて福となる。


残っていた僕たちには、ツーリスト用のまともなタクシー2台があてがわれることになったのだ。


僕とドイツ人のおっさんは3人の僧侶と同乗することになった。
てっきりチベットの僧侶かと思っていたのだが、話してみれば二人はタイ人僧侶で、もう一人はブータンに近い場所に住むインド人僧侶だった。


逆に彼らから、僕はインドネシア人だとかタイ人だと間違われていたのだけど。


長時間の待機でぐったりしていたが、快適なタクシーの移動で気は楽だった。
なにより、お坊さんと一緒にタクシーに乗っている自分の状況が何より面白おかしかった。


朝食を取るために寄ったレストランを出ようとした時、僧侶の若い二人、おそらく20歳にもなっていないような彼らが駐車場の脇で何やらはしゃいでいる。


年長の僧侶に呼ばれた彼らが戻ってくると、一人の若い僧侶が手に大麻を持ってニヤニヤしているではないか。野生の大麻を見つけてもぎ取ってきたようだ。



「初めて見た!これ英語だとなんて言うの?」


食べちゃいなよ、と言ったら車内は皆大爆笑。


しかしなんとも可愛い坊さんである。
持ってきたは良いが、処分に困り袈裟のポケットにしまいこんでいた。



そして僕らは夕方無事にダラムサラ、マクロードガンジに到着した。
陽が当たる場所は暖かいが、陰にはいると思いの外寒い。
当然である、標高1700メートルほどの場所なのだから。



宿を確保し、街をぶらつきメールチェックを済まして屋台のモモ(チベット風餃子)を立ち食いしてると、事故に遭ったバスに同乗していた他の乗客がバックパックを背負って街を歩いているではないか。


どうやら事故現場を早く離れたは良いが、その後が大変だったようだ。



何となく優越感に浸ることが出来た、ダラムサラの初日。


夜は冷え込み、サンダルで歩いていて足下から冷えてしまった。
僕は酒屋で「Old Monk」というラムを買って宿に帰ることにした。
シャワーを浴びた後、そのラムをドバっと紅茶に入れて身体を暖めた。


出会った若い僧侶達も、月日が経ちいい味になっていくのだろうか。

ダラムサラに向かうバスが追突事故に遭う

お坊さん達もたくさんダラムサラにやってくる

マクロードガンジ

軽いトレッキングも心地よい ダラムコットを目指し歩く

ダラムコット辺りからの眺め

ヒマラヤ山脈を望む

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