スペイン~アンダルシアに憧れて~

2011年7月7日

 

 

素敵なおっさんたちと出会い、差し入れをもらいいよいよアルメリア地方の本番を迎えた。

いつも以上に憂鬱な朝。

 

海辺の道路から少し内陸部へ入るはず。

そして緩やかな上り坂が続く。

 

想像通りだった。

でも、想像よりもアップダウンは少なくて、最初だけだった。

死ぬほど気持ちよい下り道も走れた。

 

その後だ。

 

ここで倒れたらまさに行き倒れ。

そう思ってしまうほどの荒野。

休憩しようにも立ち木がない。日陰がないのだ。

 

ブランキージェットシティーの『ガソリンの揺れ方』を聞きながら走った。

俺の命燃やして走ってるのかぁ、そう思ってた。

 

自分のやっていた音楽、ハードコアパンクとか聴いていると筋トレするかのように自転車をこぐ。はたまたボブ・ディランなんて聞いていると散歩するようにゆっくりと疲れない位で走る。

 

そしてがんばって無事にアルメリアを越えた。

Adraという小さな港町のそばで二泊した。

 

久々にゆっくりネットをしてびびった。

最初は、ユ-ラシア大陸を横断したチャリダ-に。気合が違うなと。

そして次に、スペインは中長距離バスに自転車を乗せることができると言うことを発見したとき。

 

海沿いを経由してポルトガル。

それが僕のイメ-ジだった。

 

でも、バスに自転車が乗せることが出来るとなると、行ってみたかったグラナダまであっという間にいける。

自転車だと山を越えていかなくてはいけないので避けていたのだけれども。

EUはビザがいらない代わりに90日間しかいることが出来ないという時間の問題もあった。

 

ブルーハーツのマーシーの「アンダルシアに憧れて」の歌詞にも出てくるグラナダへ行こう!

 

今しか見ることができないものを見に行こう!!!

 

二日間、大量のハエの居るキャンプサイトで鋭気を養い、僕はバスに乗った。

 

自転車を貨物室に乗せて。

運転手にカバ-やバッグもないのか!!!!と半分怒られたような感じだったけど、むりくりのせた。

 

 

 

このとき、僕は旅人のレベルが上がった気がした。

『ずる賢しこさが2あがった』と、楽する術を覚えてしまった自分がレベルアップしたかのように思えた。

 

 

バスが楽々と1000メ-トル近い山々の間を走り抜ける。

 

 

3時間ほどでグラナダに着いた。

 

しかもチャリンコを載せるエクストラチャ-ジなしだった。

 

そしてグラナダの青い空と、アルハンブラ宮殿のはしっこと、シエラ・ネバダの山々を見た後、味をしめたバスにもう一度自転車を載せてセビリアまでやってきた。

 

 

そして随分としばらくぶりに宿屋に泊まっている。

落ち着いて振り返ると、「ずるしちゃったなぁ」なんて思ってちょっとへこんでみた。

でも、セビリアの立ち飲み屋でビ-ルをぐびぐび飲んでたら、えらく楽しくなった。

チョ-クでステンレスのカウンタ-に飲み代を書かれるのを見ていて楽しかった。

 

そう。セビリアはスペイン最後の大都市。

飲んだくれるって決めてたんだ。

夢がひとつかなったんだ。

 

 

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